脂質の良い摂り方ってどんな感じ? 〜脂肪酸の種類を把握して多いものを減らし、少ないものを増やします〜

 

 

MoveOnトレーナーの角地(かくち)です。

 

スモールジムMoveOnの1月のQ&AとMoveOn通信のテーマは五大栄養素シリーズ第3弾「脂質」です。

第3週目のQ&Aは「脂質の良い摂り方」についてです。

 

先週は量を摂りすぎることで発生するリスクについてお伝えしましたが、今週と来週は質を良くするために注意することをお伝えします。

まず今週はポイントとなる「脂肪酸」の分類をベースに減らす方が良いものと増やす方が良いものを確認しました。

 

ポイントは昨日も出てきた飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸です。

今の食生活では飽和脂肪酸(動物系:肉類・乳製品など)が多くなる傾向にあり、逆に不飽和脂肪酸(植物系・魚系:植物油・DHA・EPAなど)が少なくなる傾向にあります。

その不飽和脂肪酸の中でも、トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やし善玉コレステロールを減らすというデメリットもあり極力摂らない方が良いと言われています。

また、同じ不飽和脂肪酸の中の必須脂肪酸でもあるオメガ6(n-6系:サラダ油・ごま油など)も様々な料理の中に含まれており摂り過ぎの傾向にあります。

 

積極的に摂りたいのは不飽和脂肪酸の中で必須脂肪酸ではないものの、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やすというメリットがあり、身体にとても良いとされるオメガ9(n-9系:オリーブオイル・ナッツ類など)です。

このグループは熱耐性が高く、調理用油としての利用もしやすいのでとてもおすすめです。

もう1つは必須脂肪酸のオメガ3(n-3系:えごま油・アマニ油・DHA・EPAなど)です。

このグループは熱に弱いので摂り方を工夫しましょう。

 

おすすめの摂取比率は、

飽和脂肪酸:不飽和脂肪酸 ⇒ 3:7

不飽和脂肪酸の中でも、

一価脂肪酸(オメガ9):多価脂肪酸(オメガ6・オメガ3) ⇒ 4:3 です。

意識をしながら摂取の質を高めていきたいですね。

 

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